〈ライプツィヒ〉Clara19:クララ・シューマン生誕200年イベント

1819年にライプツィヒで生まれたクララ・シューマン。この女性を「ロベルト・シューマンの妻」とのみ呼ぶことは、ドイツでは既に時代遅れになっているのだろう。当時の先進的な女性であると同時に、プロフェッショナルな一作曲家・演奏家としても認められつつあるということだ。
2019年、彼女の生誕200年の機会に、ライプツィヒではClara19という年間通しての催しが行われる。シューマンハウスを中心に街全体で、演奏会だけでなく講演や演劇、野外コンサートや展覧会など、多彩な企画が用意されている。

CLARA19: Jubiläumsjahr Leipzig
(公式サイト)

ゲヴァントハウス管ももちろん参加する。9月中旬のシューマン週間の開幕公演で、ネルソンス指揮、ラウマ・スクリデ(バイバの妹)のソロで、クララ・シューマンのピアノ協奏曲を演奏する。メインは夫ロベルトの「春」。

Eröffnung der Schumann-Festwochen: Großes Concert

9月12・13日 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス 大ホール
アンドリス・ネルソンス指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ラウマ・スクリデ (Pf)

 ジョラス:新作(BSO共同委嘱作品)
 C.シューマン:ピアノ協奏曲
 R..シューマン:交響曲第1番

13日がクララ・シューマンの誕生日に当たる。ジョラスはアメリカ系フランス人の女性作曲家。なお14日には、ピアノ協奏曲のみのファミリーコンサートもある。
ネルソンスは今ちょうど、GHOでシューマンの2番と3番をやっているところ。月後半にはヨーロッパツアーも控えている。来季はここで1番、もしかしたらシーズン中に4番も来るかもしれない。

これともう一つ楽しみなのは、室内楽コンサートにネルソンスがトランペットで登場することだ。彼と共に出演するのはスクリデ姉妹と、チェロのクリフ(この人とネルソンスはBSOで共演経験がある)。普通のピアノトリオの編成にトランペットを加えているので、正直ちょっとムリヤリ感のあるプログラムではあるが、内容は面白そうだ。

Sonderkammermusik

9月10日 特別室内楽コンサート
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス メンデルスゾーンザール
アンドリス・ネルソンス(Tp)
バイバ・スクリデ(Vn)、ハリエット・クリフ(Vc)
ラウマ・スクリデ(Pf)

 オネゲル:トランペットとピアノのためのイントラーダ
 ブーランジェ:ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための「悲しい夜と春の朝」
 ヒンデミット:トランペットとピアノのためのソナタ
 C.シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス
 R.シューマン:民謡風の5つの小品
 C.シューマン:ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲

この記事へのコメント