アンドリス・ネルソンス 今後のスケジュール

☆Twitterで新着記事&最新情報を配信中
@A_N_Fan
☆Facebookページ(主にFacebook記事のシェア用)
Andris Nelsons Fan's Information -unofficial

アンドリス・ネルソンスの今後の出演予定です。(随時更新中)
※非常に長いです。その他の更新記事は一つ下から始まります。PCの方は左の「最近の記事」からご覧ください。
※不確かな情報には(?)をつけています。

ボストン交響楽団
【シーズン】シンフォニーホール
2019年
9月19~21日 A.ユッセン(Pf)、L.ユッセン(Pf)、キャベル(Sp)
 TMC声楽フェロー、タングルウッド祝祭合唱団
 プーランク:2台のピアノのための協奏曲、ベートーヴェン:合唱幻想曲
 ネイサン:管弦楽のための協奏曲(初演、BSO委嘱作品)、プーランク:グローリア
9月26~28日、10月1日 ハーデリヒ(Vn)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、R.シュトラウス:家庭交響曲
10月3~5日 ワン(Pf)、ロルフス(Tp)
 リー:Sukkot Through Orion’s Nebula、ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番、スメタナ:わが祖国より

〈ライプツィヒ週間 in Boston〉
10月29日 ゴーティエ・カピュソン(Vc) ※ゲヴァントハウス管との合同演奏
 マーラー:交響曲第1番初稿より「花の章」、シューマン:チェロ協奏曲
 ワーグナー:『さまよえるオランダ人』序曲、メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
10月31日、11月2日 ※ゲヴァントハウス管弦楽団との合同演奏
 ラトリー(Org)、フェリッロ(Ob)、スヴォボダ(Fg)、エルベン(Vn)、ギガー(Vc)
 R.シュトラウス:管弦楽とオルガンのための祝典序曲
 ハイドン:オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲
 シェーンベルク:浄められた夜、スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」
11月1日 シンフォニー・ガラ ※ゲヴァントハウス管弦楽団との合同演奏
 ラトリー(Org)、フェリッロ(Ob)、スヴォボダ(Fg)、エルベン(Vn)、ギガー(Vc)
 R.シュトラウス:管弦楽とオルガンのための祝典序曲
 ハイドン:オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲
 スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」

11月7~9・12日 内田光子(Pf)
 ジョラス:Bachwilleからの手紙(初演、共同委嘱作品)
 ラヴェル:ピアノ協奏曲、ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」
11月14~16日 アンスネス(Pf)、キューマイヤー(Sp)
 グリーグ:ピアノ協奏曲、マーラー:交響曲第4番
11月21・23・26日 ロザコヴィッチ(Vn)、タングルウッド祝祭合唱団
 Maskats:”My River runs to thee...” エミリー・ディキンソンへのオマージュ(初演、GHOとの共同委嘱作品)
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、グリゴリェヴァ:On Leaving(無伴奏合唱)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第2番「10月革命に寄せて」
11月22日 カジュアルフライデー ロザコヴィッチ(Vn)、タングルウッド祝祭合唱団
 Maskats:”My River runs to thee...” エミリー・ディキンソンへのオマージュ
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、ショスタコーヴィチ:交響曲第2番「10月革命に寄せて」

2020年
1月23~25日
 バーバー:メデアの瞑想と復讐の踊り、ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」
1月28日 ブロンフマン(Pf)
 ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」
1月30・31日 ブロンフマン(Pf)
 バルトーク:管弦楽のための協奏曲、モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
 ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲
4月2~4日 ティボーデ(Pf)
 H.K.グルーバー:ウィーンの森の物語(アメリカ初演、GHOとの共同委嘱作品)
 ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調、ラフマニノフ:交響曲第3番
4月9・11日 マギー(Sp)、カウフマン(Tn)、デ・ヨング(Ms)、グロイスベック(Bs)
 ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』第3幕
4月17日 デジャルダン(Vc)、*タングルウッド祝祭合唱団
 サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番、バルトーク:管弦楽のための協奏曲
 *(コンサート後)ラフマニノフ:徹夜祷(晩祷)※タングルウッド祝祭合唱団50周年記念
4月18日 デジャルダン(Vc)
 バルトーク:管弦楽のための協奏曲、サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
 ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲


【北米公演】
2019年
11月18日 キューマイアー(Sp)、アンスネス(Pf)
 グリーグ:ピアノ協奏曲、マーラー:交響曲第4番

2020年
4月14日 ティボーデ(Pf)
 H.K.グルーバー:新作(ニューヨーク初演)、ガーシュウィン:ピアノ協奏曲へ調
 ラフマニノフ:交響曲第3番
4月15日 マギー(Sp)、カウフマン(Tn)、グロイスベック(Bs) ほか
 ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』第3幕


【タングルウッド】クーセヴィツキー・ミュージック・シェッド
2019年
7月5日 オープニング・ナイト アックス(Pf)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番、マーラー:交響曲第5番
7月6日 ムター(Vn)
 タワー:Fanfare for the Uncommon Woman No. 1、プレヴィン:ヴァイオリン協奏曲「アンネ・ゾフィー」
 ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」
7月8日 ※セイジ・オザワ・ホール、タングルウッド・ミュージック・センター管
 トーマス・ロルフス(Tp)、TMCコンダクティング・フェロー
 チャイコフスキー:幻想序曲「ハムレット」、グラナート:トランペット協奏曲(初演、TMC委嘱作品)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 ほか
7月12日 リシエツキ(Pf)、ロルフス(Tp)、シーナ(Ehr)
 コープランド:静かな都市、グリーグ:ピアノ協奏曲、コープランド:交響曲第3番
7月13日 タングルウッド・ガラ
 オポライス(Sp)、ヴォルコヴァ(Ms)、テテルマン(Tn)、グリーン(Bs-Br)、タングルウッド祝祭合唱団
 ヴェルディ:レクイエム
7月14日 ハーデンベルガー(Tp)
 ベートーヴェン:交響曲第4番、グルーバー:トランペット協奏曲「エアリアル」
 シュトラウス:『サロメ』より七つのヴェールの踊り
7月19日 キャピュソン(Vc)
 ジョラス:小さな夏の組曲、サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
 ドビュッシー:海、ラヴェル:ラ・ヴァルス
7月20日 フレミング(Sp)、ギルフリー(Br)、Wendall Harrington(ビデオアーティスト)
 エルガー:エニグマ変奏曲、プッツ:Brightness of Light(初演、BSO共同委嘱作品)
7月21日 ティボーデ(Pf)
 ガーシュウィン:ピアノ協奏曲へ調、「アイ・ガット・リズム」変奏曲
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
7月23日 タングルウッド・オン・パレード
 ※ボストン交響楽団、ボストン・ポップス管弦楽団、TMC管、ボストン響児童合唱団
 ※ネルソンス、ロックハート、ウィリアムズ、ウィルキンス、バートン指揮
 ワーグナー:『ヴァルキューレ』よりヴァルキューレの騎行
 バートン:児童合唱とオーケストラのための「ロスト・ワーズ」(初演)
 チャイコフスキー:序曲「1812年」 ほか
7月26日 ルイス(Pf) タングルウッド祝祭合唱団
 ショスタコーヴィチ:交響曲第2番、モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番
 ラヴェル:『ダフニスとクロエ』全曲
7月27日 ※タングルウッド・ミュージック・センター管
 ワーグナー(Sp)、オニール(Tn)、アンガー(Bs)
 ワーグナー:『ヴァルキューレ』第1幕
7月28日 ※タングルウッド・ミュージック・センター管
 ワーグナー(Sp)、ゲルケ(Sp)、オニール(Tn)、ラザフォード(Br)、アンガー(Bs)
 ワーグナー:『ヴァルキューレ』第2・3幕
 (第2幕14:30~、第3幕18:30~)


【ツアーその他】
2020年2月6~16日 ソウル、台北、香港、上海
 ブロンフマン(Pf) 香港芸術祭

2022年5月(?)
プログラムA
 シュトラウス:『サロメ』より七つのヴェールの踊り、『ばらの騎士』組曲、英雄の生涯
プログラムB
 シュトラウス:ドン・ファン、ブルレスケ、イタリアより
(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との共通プログラム)


ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
【シーズン】ゲヴァントハウス
2019年
〈Klassik Airleben〉※Rosental
6月28・29日 オポライス(Sp)、ハンプソン(Br)
 イタリアオペラのアリア、デュエット、管弦楽


8月31日・9月1日 シフ(Pf)
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番、ドビュッシー:海、ストラヴィンスキー:火の鳥(1919年版)
9月5・6日
 ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)

〈シューマン週間〉
9月10日 ※室内楽コンサート
 ネルソンス(Tp)、B.スクリデ(Vn)、クリフ(Vc)、L.スクリデ(Pf)
 オネゲル:トランペットとピアノのためのイントラーダ
 ブーランジェ:ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための「悲しい夜」「春の朝」
 ヒンデミット:トランペットとピアノのためのソナタ
 C.シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス
 R.シューマン:民謡風の5つの小品
 C.シューマン:ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲
9月12・13日 L.スクリデ (Pf)
 ジョラス:新作(BSO共同委嘱作品)、C.シューマン:ピアノ協奏曲、R.シューマン:交響曲第1番
9月14日 ファミリーコンサート L.スクリデ(Pf)、アルコナ(司会)
 C.シューマン:ピアノ協奏曲

10月10日 学校コンサート カヴァコス(Vn)、カピュソン(Vc)
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
10月10・11日 カヴァコス(Vn)、カピュソン(Vc)
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲、シューベルト:交響曲第8番「グレート」
10月13日 ブッフビンダー(Pf)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、シューベルト:交響曲第8番「グレート」
10月17・18日 カピュソン(Vc)
 マーラー:交響曲第1番初稿より「花の章」、シューマン:チェロ協奏曲
 ワーグナー:『さまよえるオランダ人』序曲、メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
12月5・6・8日 レーピン(Vn)
 ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』前奏曲
 グバイドゥーリナ:ヴァイオリンとオーケストラのための対話「Ich und Du」
 ブルックナー:交響曲第2番(1877年第2版、2007年WIlliam Carragan版)
12月19・20日 ハーデンベルガー(Tp)
 ムソルグスキー:『ホヴァーンシチナ』よりモスクワ川の夜明け(ショスタコーヴィチ版)
 ヴァインベルク:トランペット協奏曲、チャイコフスキー:交響曲第4番

2020年
3月26・27・29日
 ワーグナー:『リエンツィ』序曲、H. K. グルーバー:ウィーンの森の物語(初演、BSOとの共同委嘱作品)
 ブルックナー:交響曲第1番(ウィーン版)

〈ボストン週間 in Leipzig〉
4月30日・5月1日 バティアシヴィリ(Vn)
 Maskats:”My River runs to thee...” エミリー・ディキンソンへのオマージュ(ヨーロッパ初演、BSOとの共同委嘱作品)
 ドヴォルジャーク:ヴァイオリン協奏曲、バルトーク:管弦楽のための協奏曲

5月7・8日 ハーデンベルガー(Tp)
 H. K. グルーバー:エアリアル、R.シュトラウス:英雄の生涯
5月14・15・16日
 ベートーヴェン:交響曲第5番、R.シュトラウス:イタリアより

〈Klassik Airleben〉※Rosental
6月26・27日 ペレチャッコ(Sp)、ブレスリク(Tn)、アルコナ(司会)
 J.シュトラウス:『こうもり』より、レハール:『メリー・ウィドウ』『微笑みの国』より

〈バッハフェスト〉
6月
 バッハ:ミサ曲ロ短調


〈マーラー・フェスティヴァル〉
2021年
5月13・14日 ファン(Sp)、フィンク(Alt)、MDR放送合唱団
 マーラー:交響曲第2番「復活」
5月21・23・24日
 ウォール、ワーグナー、ファン(Sp)、ブラウン、フィンク(Ms)、チェルノフ(Tn)、エレート(Br)、バス未定
 MDR放送合唱団
 マーラー:交響曲第8番

2022年5月(?)
プログラムA
 シュトラウス:『サロメ』より七つのヴェールの踊り、『ばらの騎士』組曲、英雄の生涯
プログラムB
 シュトラウス:ドン・ファン、ブルレスケ、イタリアより
(ボストン交響楽団との共通プログラム)


【ツアー・他都市】
2019年
6月30日 ドルトムント、コンツェルトハウス オポライス(Sp)、ハンプソン(Br)
 イタリアオペラのアリア、デュエット、管弦楽


〈音楽祭ツアー〉
プログラムA
 ブルックナー:交響曲第8番
プログラムA' シェーンハイト(Org)
 バッハ:幻想曲ト短調(BWV542)
 同:カンタータ「心と口と行いと生活で」よりコラール「イエスは変わらざるわが喜び」(シュミット=マンハイム編)
 同:プレリュード変ホ長調(BWV552)、コラール前奏曲「目覚めよと呼ぶ声あり」、フーガ変ホ長調(BWV552)
プログラムB シフ(Pf)
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番、ドビュッシー:海、ストラヴィンスキー:火の鳥(1919年版)

8月22日 ヴィースバーデン、フリードリヒ・フォン・ティールシュ・ザール A
8月23日 ロンドン、ロイヤルアルバートホール A'
8月25日 ルツェルン、文化会議センター A
8月26日 ルツェルン、文化会議センター B
8月28日 ザルツブルク、祝祭大劇場 A
9月2日 ケルン、フィルハーモニー A
9月3日 エッセン、フィルハーモニー A


〈秋のヨーロッパツアー〉
プログラムA カピュソン(Vc)
 マーラー:交響曲第1番初稿より「花の章」、シューマン:チェロ協奏曲
 ワーグナー:『さまよえるオランダ人』序曲、メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
プログラムB ブッフビンダー(Pf)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、シューベルト:交響曲第8番「グレート」

10月19日 ウィーン、楽友協会 A
10月20日 ウィーン、楽友協会 B
10月21日 ルガーノ、アルテ・エ・クルトゥラ B
10月23日 ルガーノ、アルテ・エ・クルトゥラ A
10月24日 シュトゥットガルト、リーダーハレ A


〈ボストン公演〉ボストン、シンフォニーホール
10月27日 カヴァコス(Vn)、カピュソン(Vc)
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲、シューベルト:交響曲第8番「グレート」
10月29日 カピュソン(Vc)
 マーラー:交響曲第1番初稿より「花の章」、シューマン:チェロ協奏曲
 ワーグナー:『さまよえるオランダ人』序曲、メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」

10月31日・11月2日 ※ボストン交響楽団との合同演奏
 ラトリー(Org)、フェリッロ(Ob)、スヴォボダ(Fg)、エルベン(Vn)、ギガー(Vc)
 R.シュトラウス:管弦楽とオルガンのための祝典序曲
 ハイドン:オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲
 シェーンベルク:浄められた夜、スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」
11月1日 シンフォニー・ガラ ※ボストン交響楽団との合同演奏
 ラトリー(Org)、フェリッロ(Ob)、スヴォボダ(Fg)、エルベン(Vn)、ギガー(Vc)
 R.シュトラウス:管弦楽とオルガンのための祝典序曲
 ハイドン:オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲
スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」

2019年秋 ボストン、シンフォニーホール


〈バーデン・バーデン夏の音楽祭〉バーデン・バーデン、祝祭劇場
2020年
7月3日
 ブルックナー:交響曲第8番
7月4日 ランツハーマー(Sp)、フォンドゥング(Alt)、コールヘップ(Tn)、ストラジャナッツ(Bs-Br)、MDR放送合唱団
 バッハ:ミサ曲ロ短調
7月5日 ペレチャッコ(Sp)、ブレスリク(Tn)
 バーデン・バーデン・ガラ
 J.シュトラウス:『こうもり』より、レハール:『メリー・ウィドウ』『微笑みの国』より、ほか


〈ツアー〉(?)
2020年
9月3~11日

11月14~27日
ムター(Vn)、ミュラー=ショット(Vc)、トリフォノフ(Pf)
 ベートーヴェン

2021年
2月 日本ツアー


客演オーケストラ
【ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団】
〈ニューイヤーコンサート〉ウィーン、楽友協会
2019年
12月30日 プレビューコンサート
12月31日 ジルヴェスターコンサート
2020年
1月1日 ニューイヤーコンサート

2020年
〈ベートーヴェン・ツィクルス〉
I. 交響曲第1番、第2番、第3番
II. 交響曲第4番、第5番
III. 交響曲第6番、第7番
IV. 交響曲第8番、第9番

A.交響曲第8番、第3番

パリ、シャンゼリゼ劇場
 I. 2月25日 II. 2月26日 III. 2月28日 IV. 2月29日(フランス放送合唱団)
 ダッシュ(Sp)、ロンベルガー(Alt)、フォークト(Tn)、グロイスベック(Bs)
ケルン、フィルハーモニー
 3月1日 A
ハンブルク、エルプフィルハーモニー
 I. 3月3日 II. 3月4日 III. 3月6日 IV. 3月7日*(NDR/WDR放送合唱団)
 *9番はマーラー編曲版
 クロウ(Sp)、ロンベルガー(Alt)、トーマス(Tn)、未定(Bs)
ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
 I. 3月9日 II. 3月10日 III. 3月11日 IV. 3月12日(バイエルン放送合唱団/ソリスト未定)
バーデン・バーデン、祝祭劇場
 3月14日 A
ウィーン、楽友協会
 I. 5月23・24日 II. 5月27・28日 III. 6月3・4日 IV. 6月6・7日(ウィーン楽友協会合唱団)
 クロウ(Sp)、ロンベルガー(Alt)、フォークト(Tn)、グロイスベック(Bs)


【ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団】
2019年
6月20~22日 トリフォノフ(Pf) ベルリン、フィルハーモニー
 スクリャービン:ピアノ協奏曲、ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」


【アムステルダム・ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団)
2020年
1月16日 ブリュッセル、パレ・ド・ボザール
1月17・19日 アムステルダム、コンセルトヘボウ
ハーデンベルガー(Tp)、エマール(Pf)、オランダ放送合唱団
 ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲、ディーン:Dramatis Personae
 スクリャービン:プロメテウス


〈FAZ〉GHOのアジアツアーについて(2019年6月)

ネルソンスとゲヴァントハウス管がアジアツアーを終えて間もなく1週間。同行したドイツ人ジャーナリストによるかなり詳しい記事が出た。

Offenbarung am Fuji
(Jan Brachmann; Frankfurter Allgemeine Zeitung、2019年6月14日)
※有料記事

*  *  *

上海公演の話題から。昔は「コンサート中に物を食べたり、大声でしゃべったり、電話をしたり、楽章の間で歩き回ったり」していたという中国の観客だが、現在の上海ではそんなことはない(飲食撮影禁止、楽章間に拍手しないというような注意書きがあったとのこと)。ネルソンスはリハーサルで「一瞬の間に聴衆を別の空気へと連れ去らなければならない」と語ったが、ショスタコーヴィチにおいてはまさにそれが成功した。中国のクラシック市場はこの20年で拡大を続けており、GHOも中国との間に長期的な関係を築こうとしている。

「日本の聴衆に比べると平均して15歳は若い」という中国の聴衆。コンサートマスターのエルベンが出てくるのを楽しみにして、終演後に楽屋口にサインをもらいに行った若者のことが書かれ、「聴衆がオーケストラのメンバーにサインをもらうために待っているなどということが他のどこであるだろうか」と筆者は驚きを示している(といっても日本ではわりと普通のことなので、アジア圏特有ということなのだろうか)。

日本でも音楽家たちは同様に大きな敬意をもって迎えられた。こちらは1961年の初来日(F.コンヴィチュニー)から数えて25回目のツアーとなり、東京でのコンサートは実に85回。アンドレアス・シュルツは日本の「注意深さの文化」(Aufmerksamkeitskultur)を指摘し、それは「他者に属するものに対する深い敬意」であるという。
マーラーの『角笛』の持つ諸要素は、文化の違いを超えて伝えるには複雑すぎるようにも思われる(らしい。ドイツ人には)。ウィーンフィルでさえ、ブル5における「オーバーエスターライヒのメランコリー」(byアーノンクール)とウィーンのそれを区別することが簡単ではなかったのに、日本人がそんな感覚を持ち得るのか? しかし日本の聴衆は「自分自身に関して何か重要なことを経験しているかのように耳を傾ける」。

„In Japan hat man einen eigenartig tiefen Sinn für Bruckner“, sagt Andris Nelsons. „Wenn ich hier eine Umfrage machen würde, welche der drei Symphonien, die wir im Tourneeprogramm haben, sie am meisten berühre, Tschaikowskys Fünfte, Brahms’ Erste oder Bruckners Fünfte, dann würden, vermute ich, die meisten Japaner für Bruckner stimmen. Ich glaube, das hat mit der Ehrfurcht zu tun, die man bei Bruckner hört, mit dem Sinn für das Geheimnis, mit der Scheu, dieses Geheimnis auszusprechen, mit dem religiösen Staunen über das, was größer ist als der Mensch, und mit diesem Blick, der sich vom Ich des Menschen weg richtet auf ein Höheres.“

「「日本にはブルックナーに対する独特の深い感覚があります」とネルソンスは言う。「もしここで、ツアーで演奏する3つの交響曲――チャイコフスキーの5番、ブラームスの1番、ブルックナーの5番――のうちどれに最も感動するかとアンケートを取ったなら、大半の日本人はブルックナーを選ぶのではないかと思います。それはブルックナーに聞き取れる畏敬、神秘に対する感覚、その神秘を語ることに対するためらい、人間よりも大きなものに対する宗教的な驚異、そして人間の自我を超えてより高いものへと向けられる眼差しと関係があるでしょう」」

それに劣らず驚嘆に値するのが「ネルソンスがまだ40才でありながら、老人の音楽として通っている(やはりドイツでもそうなのか……)このブルックナー5番を指揮することができるということ」である。オーケストラも見事にそれに応え、「アメリカでは”グレイト”と思われるような野蛮なひけらかし」ではなく柔らかな金管のコラール、「香しく温かな弦の旋律」が東京のホールを祝福の歌のように包んだ。

Diese Melodie hat etwas von einem Lichtungsgeschehen, einem Offenbarungsereignis. Wenn man weiß, wie selten das Glück ist, den Fuji zu sehen, diesen scheuen Berg, der sich gern hinter Wolken und Nebel verbirgt und den die Japaner als heilig verehren, und wenn man ihn dann, noch mit Bruckner im Ohr, sieht, jäh, nur drei Minuten lang, aber von oben bis unten, dann begreift man, dass es zwischen Musik und Landschaft über die Kulturen hinweg so etwas wie Empfindungsähnlichkeit geben könnte: das Erlebnis, das einem etwas gewährt wird, was man weder erarbeiten noch kaufen kann.

「これらの旋律[引用者注:ブル5のアダージョ]は光の射すような、啓示のような出来事である。富士山、この恥ずかしがり屋で雲や霧の中に姿を隠すことを好み、日本人からは聖なるものとして崇められている山を目にすることができるというのが、どれほど稀で幸運なことかを知っていたならば。そしてその山が、まだブルックナーが耳に残ったまま、不意に、ほんの3分だけ、しかし上から下まで見えたならば、音楽と風景の間には、文化の違いを超えてある種の感覚的な類似性があるのかもしれないということが理解されるだろう。それはただ与えられるのみで、努めて得ることも買うこともできないような体験である」

ネルソンスがGHOに正式就任して16か月。彼はこの伝統あるオーケストラを「慎重に、敬意をもって」取り扱っている。多くの指揮者と仕事をしてきた楽員たちは、ネルソンスの優しさ、人間的な温かさ、芸術的な自発性に感激している。

Er selbst sagt: „Dirigieren hat viel mit Akzeptanz und Vergebungsbereitschaft zu tun. Wechselseitig. Zwischen Dirigent und Orchester. Wenn in der Probe kurz vor dem Konzert etwas schiefgeht, müssen Sie den Musiker ermutigen, nicht einschüchtern. Sonst verspannt er völlig und ist blockiert. Autorität stellen Sie nicht her, wenn die Leute Angst vor Ihnen haben, sondern wenn sie merken: Der Fokus der Arbeit liegt nicht auf der Person des Dirigenten, vielmehr auf dem, was wir gemeinsam tun – in der spürbaren Annäherung eines durch die Partitur vorgegebenen Ziels.“

「ネルソンス自身は言う:「指揮するということは受容や赦しと多くの関係があります。指揮者とオーケストラの間で、お互いにです。本番直前のリハーサルで何かうまくいかないことがあったら、その楽員が委縮しないように元気づけなければなりません。そうでなければ彼はすっかり緊張して固まってしまう。権威というのは目の前にいる人を怖がらせることによってではなく、「この仕事の焦点は指揮者という人間ではなく、我々が一緒になってやっていること――つまりスコアによって与えられている目標に確かな形で接近すること――にあるのだ」と気付くことによって生み出されるのです」」

チャイ5のリハーサルでネルソンスはトランペットに対して、フィナーレは「ネガティヴな長調」と指示した。すなわち「この勝利のフィナーレは本当は不幸なもので、輝かしいがその喜びは真実のものではなく、幻想であり、脅し取られた幸福なのだ」と。上海公演では最後の和音の後に、楽員も「この曲では経験したことがない」というほどの長い沈黙が続いた。

*  *  *

アジア(と、ついでにアメリカ)に対するヨーロッパ人インテリの――多少ステレオタイプも入った――見方というのも色々と読み取れて面白い記事だ。今回、中国はかなり力の入った歓待ぶりを見せていて、ネルソンスに漢字名「安德里斯 尼尔森斯」の印鑑をプレゼントしたり、手形を取って記念板のようなものを作ったり(以上北京)、トランぺッターのネルソンスに中国のラッパ、じゃなくてチャルメラを贈ったりと(上海、下のインスタ参照)、重要な関係の始まりを記念するようなアプローチが目立っていた。それに比べると日本は(ネルソンスはともかくオケにとっては)もうお馴染みの地でもあり、歓迎というのは控えめに感じられたのかもしれない。それでも、招聘元の側が明らかにルーティンに堕していたのに対し、聴衆の方は熱狂よりも音楽に対する敬意や集中力、真剣さといった面で強い印象を与えていたことは事実のようだ。ネルソンスが日本の「way of listening」を称えてくれるのもお世辞ばかりではないのだろう。それは日本の音楽ファンとして喜んでいいことだと思うし、一人で作り上げられるものではないだけに有難いとも思う(ただ、そういう態度が招聘元やメディアの問題点を表に出づらくしてしまっているのも現実なのだが……)。

記事のタイトルにもなっている富士山は、関西に移動する新幹線か何かで見たのだろうか。私も同じルートで兵庫/大阪公演に向かったが、全く気にもかけず通過してしまった。確かに、ブル5の記憶と共に見る山というのは美しかったかもしれない。
最後にネルソンスのチャイ5解釈に触れられているのが個人的には非常に嬉しい。悲観的解釈なのは知っていたが、タコ5にもつながるようなイメージだというのは興味深いところ。はっきり覚えていないが、日本でも拍手の前には、チャイ5にしては少し長めの間があったような気がする。

チャルメラをもらったネルソンス。しょっちゅう来ているオケであっても、時にこういう気の利いた企画はあってもいいのではないだろうか。相手にちゃんと関心がないとできないプレゼントだが。


【ゲヴァントハウス管2019年日本公演関連記事】
〈速報〉ゲヴァントハウス管 2019年日本公演発表
〈音友〉ネルソンス来日前の「インタビュー」(2019年5月号)問題検証
〈LVZ〉GHO 日本公演演奏曲現地レビュー ブル5&チャイ5(2019年5月)
〈El Mundo〉GHOマドリッド公演に際しての記事(2019年5月)
【速報版】〈GHO来日〉東京公演 ショスタコVn協1番、ブラ1(5月27日)
【速報版】〈GHO来日〉東京公演 ショスタコVn協1番、チャイ5(5月28日)
【速報版】〈GHO来日〉東京公演 ブルックナー5番(5月30日)
【速報版】〈GHO来日〉兵庫公演 ショスタコVn協1番、ブラ1(6月1日)
【速報版】〈GHO来日〉大阪公演 マーラー歌曲、チャイ5(6月2日)
〈GHO〉2019年日本公演 ブラームス1番
〈GHO〉2019年日本公演 ブルックナー5番
〈GHO〉2019年日本公演 ショスタコVn協1番、マーラー歌曲、ルイ・ブラス
〈GHO〉2019年日本公演 チャイコフスキー5番
〈雑感〉GHO 2019年来日公演を振り返る


【随時更新】〈CDレビュー集〉GHO ブルックナー6・9番(2019年5月)

リリースから少し時間が経ってしまったが、ネルソンスとゲヴァントハウス管のブルックナー・ツィクルス第4弾となる6番・9番のレビュー記事まとめ(随時追加)。

アンドリス・ネルソンス指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

2018年12月6~9日(6番、ジークフリート牧歌)
2018年12月20~22日(9番、パルジファル)
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライブ)

Disc 1
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブルックナー:交響曲第6番
Disc 2
ワーグナー『パルジファル』第1幕前奏曲
ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版)

Deutsche Grammophon 4836659
2019年5月発売

GHOBru69CD.jpeg

※私自身の感想
〈CD感想〉GHO ブルックナー6番、ジークフリート牧歌
〈CD感想〉GHO ブルックナー9番、パルジファル前奏曲

*  *  *

続きを読む



〈雑感〉GHO 2019年来日公演を振り返る

ネルソンスとGHOが日本を去って1週間が経とうとしている。世の余韻は消えつつある頃だが、私にとっては例によってレポートを書き終わるまでが演奏会ということで、全体を振り返って思うところを記しておきたい。各公演に関しては記事下の一覧参照。

※とりとめのない私的長文なので物好きな方だけどうぞ

*  *  *

続きを読む

posted by Mogu at 00:07Comment(0)雑感


〈SRF〉GHOウィーン公演 シューマン2番、イタリア(2019年1月)

Gewandhaus-Romantiker mit Andris Nelsons
SRF2 Kultur(スイス)
2019年6月9日 22:06~

2019年1月29日 ウィーン、楽友協会
アンドリス・ネルソンス指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」
シューマン:交響曲第2番
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」

日本公演の余韻が残る中、ネルソンスとゲヴァントハウス管による今年1月のヨーロッパツアーの録音が放送される。同じプログラムが本拠地でも演奏されているが(→〈MDR Kultur〉GHO シューマン2番、イタリア、ルイ・ブラス(2019年1月))、今回の放送はウィーン公演で、2月に既にORFでも放送済(→〈ORF〉GHOウィーン公演 シューマン2番、イタリア(2019年1月))。
ネルソンスのブルックナーやブラームスに色々思うところがあっても、アンコールで演奏された「ルイ・ブラス」(→〈GHO〉2019年日本公演 ショスタコVn協1番、マーラー歌曲、ルイ・ブラス)にはさすがのGHOを感じたという人が結構いたようだが、その「ルイ・ブラス」もプログラムに入っている。イタリアとシュー2も爽やかで繊細な、とても魅力的な演奏で、このコンビとこの時代の相性の良さを感じさせる。

放送後30日間アーカイブありとのこと。
posted by Mogu at 10:51Comment(0)放送


〈GHO〉2019年日本公演 チャイコフスキー5番

ゲヴァントハウス管の日本ツアー、曲ごとの詳しい感想はメインでそれぞれ記事を作成し、メイン以外を1記事にまとめる形を取っている。最後がこのチャイコフスキー5番。
なお、チャイ5は5月29日にサントリーホールで、非公開の「プライベート・コンサート」として演奏されている(大阪公演と同一プロ)が、私は聴いていない。

アンドリス・ネルソンス指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

2019年5月28日 東京、サントリーホール
バイバ・スクリデ(Vn)
 ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 (アンコール)ヴェストホフ:鐘の模倣
 チャイコフスキー:交響曲第5番
 (アンコール)メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」

2019年6月2日 大阪、ザ・シンフォニーホール
トーマス・ハンプソン(Br)
 マーラー:連作歌曲集『さすらう若者の歌』より「朝の野を歩けば」
 同:歌曲集『子供の不思議な角笛』より「塔の上の迫害された者の歌」
  「美しいトランペットの響くところ」
  「この世の生活」「天上の生活」「原光」
 (アンコール)マーラー:『子供の不思議な角笛』より「ラインの伝説」

【速報記事】
【速報版】〈GHO来日〉東京公演 ショスタコVn協1番、チャイ5(5月28日)
【速報版】〈GHO来日〉大阪公演 マーラー歌曲、チャイ5(6月2日)


一番楽しみにしていた曲。チャイ5などというととかく有名なだけの俗っぽい作品と思われがちだし、ましてやゲヴァントハウスを聴くのにチャイコもないだろうと、端から眼中になかった人もいたようだ。しかし私は元々この曲が大好きなことに加え、ここ1、2年のネルソンスのチャイコフスキー、特にGHOとのチャイコが昨年の悲愴来日直前の5番共に、以前にもまして充実したものになっていること、そして彼のチャイ5解釈(後述)に最近かなり説得力を感じていることから、ツアーを通して一番いいものが聴けるのはこれだとほぼ確信していた(ので、ブル5の方が売れ行きが良く、チャイ5が売れ残っていたのが非常に歯痒かった)。そして東京と大阪での2回のコンサートは、やはり自分にとっては最高の演奏となった。

ネルソンスの指揮はクライマックスで動きをミニマムにしてみたり、逆にちょっとしたフレーズに腕を使って大きな表情をつけたりと、ドイツものの素直さに比べるとコントロールにもう一段気を使っている感じはあった。それでも、腕も足元も前後左右をいっぱいに使い、手で音の重みやスピード感を的確に指示しながら、タクトを盛んに持ち替えてディテールを丁寧に形作る彼らしいスタイル(ショスタコとかだと最近はあまり見られない)は、やはりこういう曲でこそ最も活きる。ただ一つの音も無感情に流すことなく、全ての瞬間を最後のカタストロフィへと向かう劇的展開に集約させていく、卓越したドラマトゥルギーを示した。

第1楽章冒頭のクラリネットから主部のテーマへ、少し遅めで暗めのサウンドの中で、一つ一つの旋律が歌あるいは語りのように紡がれていく。ブラームスと作り方は似ていると思うが、こちらの方がより呼吸に添った自然なイントネーションに感じられるのは、ネルソンスの感覚がやはりロシア語に近しいのかもしれないなと考えたりした。
第2楽章冒頭の弦楽器の弱音の美しさ、朗々と歌うことなく沈痛な弱音のホルンソロは、この数十秒が聴けただけでもいいと思える名演。同じニュアンスを続くヴァイオリンも引き継ぎ、エモーショナルではあるが抑制された悲痛さが一貫して胸を打つ。

第3楽章は速めのテンポで、中間部は弦も木管もだいぶ必死そうではあったが、それだけにどのモティーフにも感情的な勢いがあり、指揮が型にはめるのではなく各楽器が自発的に、走りながら合わせていくGHOのアンサンブル力はさすがだった。
第4楽章は比較的前向きに入り、アレグロ以降は第1楽章に通じる暗めの響きを基調に、細かくテンポを揺らしながら、終盤の追い立てられるような絶妙の速さへ繋いでいく。両手打ちのティンパニに導かれたコーダは、マエストーソというよりはだいぶ速めのテンポ。よくシェイクスピアとかシラーの最終盤で訪れる、急転直下のカタストロフィをイメージした。最後のプレストでは狂喜のように躍る弦の長調、トランペットによる第1楽章テーマが残酷に響き、勝ち誇る運命の笑い声(byネルソンス)のような4音が悲劇を締めくくる。

この曲の結末をネルソンスはペシミスティックに捉えているらしいということは、他の記事でも繰り返し触れている。ただ本人は昔からそう語っているものの、私がそれに演奏で十分説得力を感じたのは昨夏のタングルウッドだった。そして続く今回のGHOとの演奏で、本当に彼の考えるチャイ5を表現できたのではないかと感じた。
もちろん本人も、そういう解釈は人それぞれだと言っているので、同じものを聴いて全然違う感じ方をした人の方がもしかしたら多いかもしれないし、それで構わないのだと思う。しかし――もしもこういうネルソンスの解釈について、例えば彼にインタビューでもして、それがプログラムに掲載されていたとしたら、もっと多くのものを受け取れた人もいたのではないだろうか(聴き方が歪むからそういうのを知りたくないという人は、事前に読まなければいいわけで)。プログラムに載せる取材というのは、本来そういうものであるべきではないのか。

いずれにせよ、私が次にチャイ5を聴く予定はだいぶ先に一つあるのだが、それまで恐らく生でも録音でもこの曲を聴くことは一切ないだろう。

残念ながら日本公演ではなく上海でのものだが、チャイ5の最後を聴くことができる。
Sieh dir diesen Beitrag auf Instagram an

❤️ Thank you, Shanghai! #GHOontour

Ein Beitrag geteilt von Gewandhausorchester (@gewandhausorchester) am




【ゲヴァントハウス管2019年日本公演関連記事】
〈速報〉ゲヴァントハウス管 2019年日本公演発表
〈音友〉ネルソンス来日前の「インタビュー」(2019年5月号)問題検証
〈LVZ〉GHO 日本公演演奏曲現地レビュー ブル5&チャイ5(2019年5月)
〈El Mundo〉GHOマドリッド公演に際しての記事(2019年5月)
【速報版】〈GHO来日〉東京公演 ショスタコVn協1番、ブラ1(5月27日)
【速報版】〈GHO来日〉東京公演 ショスタコVn協1番、チャイ5(5月28日)
【速報版】〈GHO来日〉東京公演 ブルックナー5番(5月30日)
【速報版】〈GHO来日〉兵庫公演 ショスタコVn協1番、ブラ1(6月1日)
【速報版】〈GHO来日〉大阪公演 マーラー歌曲、チャイ5(6月2日)
〈GHO〉2019年日本公演 ブラームス1番
〈GHO〉2019年日本公演 ブルックナー5番
〈GHO〉2019年日本公演 ショスタコVn協1番、マーラー歌曲、ルイ・ブラス
〈雑感〉GHO 2019年来日公演を振り返る
〈FAZ〉GHOのアジアツアーについて(2019年6月)